構造計算は誰がするの

木造2階建住宅くらいの規模でしたら、設計を担当する意匠建築士でも計算は可能です。建築基準法に定められた計算方法で検討を行い、建物の耐力を保つための構造材の配置や形状を決めていきます。

耐力を保つ構造材にも色々種類があり、「うちの家、筋交が少ない・・・」 というような場合もありますが、その場合は構造用合板で検討していることもあるので確認申請がしっかりと審査されていれば問題はありません。

また、既存住宅のリフォームなども木造2階建くらいの規模でしたら意匠建築士によって診断はできます。

木造以外、木造3階建、マンション等の大規模な建築物は、構造を専門とする建築士が行います。
意匠設計士と打ち合わせを行い、このデザイン、規模にするにはどのような構造体が必要であるかをともに検討し判断していきます。

その判断を元に構造計算書を作成し、構造素面を作図していきます。
構造計算書は数百枚から時には数千枚にも及び、見たことのない計算が無数にされています。
いわば、建物を造るための説明書であり重要な図面のひとつでもあります。
「見て確認したい!」 という方もおられるでしょうが、構造担当者に説明を求めても、完璧に説明を受けるとなるとかなりの時間を要します。


【用語解説】
確認申請
役所または民間検査機関に申請書類(図面や計算書など)を提出し、審査を受け建築許可を得ること。

意匠建築士(いしょうけんちくし)
主に計画からデザイン、また工務店との打ち合わせや資金計画を担当する建築士。

構造用合板
薄く加工した木板を数枚張り合わせた板で、繊維方向を交互になるよう接着してあるので強度がある。



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